干しごぼう 作り方 保存方法

干しごぼう(乾燥ごぼう)の作り方・保存方法まとめ

 

干しごぼう(乾燥ごぼう)の作り方・保存方法

 

干しごぼうの作り方と保存方法・調理レシピをご紹介しているページです。

 

干しごぼうの特徴

 

ごぼうは天日干しして乾燥させると、驚くほどに味が濃くなります。

 

太陽の光をじっくり取り込んだ干しごぼうは、
一口食べるだけでも旨みと香りが口の中にふわぁ〜っと広がり、
牛蒡好きにはなんともたまりません。

 

水分が抜けたごぼうは味を吸収しやすくなるので、
材料に干し牛蒡を入れて普段の調理するだけでも、
牛蒡の風味が濃厚に漂うなんとも味わい深い一品になります。

 

干しごぼうの栄養成分 - 効果・効能

 

ごぼうは不溶性の食物繊維を大量に含んでいます。

 

牛房の食物繊維は、便秘解消効果があるだけではなく、
余計な脂質や悪玉コレステロールの排出も助けてくれます。

 

また、食物繊維に含まれるイヌリンは、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるため、
糖尿病予防の効果も見込めます。

 

しかもごぼうには抗ガン作用も認められていて、特に大腸がんの予防に効果的です。

 

牛房特有のアクの正体はポリフェノール。
ポリフェノールは動脈硬化や高血圧予防に効果があると言われています。

 

干しごぼうは豊富な食物繊維の塊。
牛房が持つ高血圧・糖尿病予防・抗がん作用を受け継いでおり、
カリウム・マグネシウム・亜鉛も豊富に含んでいます。

 

 

干しごぼうの作り方と保存方法

 

それでは干しごぼうの作り方と保存方法について解説していきます。

 

干しごぼうの作り方と保存方法

 

材料となる牛房はスーパーで売っている物でもかまいません。

 

牛房は空気に触れた瞬間から風味がどんどん劣化していきますので、
土付きの牛房を購入した方が、干した時に牛房の風味がよく味わえてお勧め。

 

 

ごぼうの切り方

 

ごぼうの下ごしらえ 土を落とす

 

ごぼうを水で洗い、表面についた土をおとしておきましょう。
我が家ではアルミホイルをくしゃくしゃにした物を使って牛房の土を落としています。
たわしより効率的に土を落とせて、使い捨てに出来るので便利ですよ。

 

干し牛蒡にする際には、
後々の調理の用途によって切り方を分けておくと便利です。

 

 

乱切りの場合

 

干しごぼうの作り方と保存方法 牛房の切り方 乱切り

 

乱切りの場合は5cm程の大きさに切ります。
若干長めの大きさで厚さは控えめでカットするとよく乾きます。

 

細切りの場合

 

干しごぼうの作り方と保存方法 牛房の切り方 細切り

 

細切りの場合は、マッチ棒程度の大きさにカットしましょう。

 

ささがきの場合

 

干しごぼうの作り方と保存方法 切り方 ささがき

 

ささがきの場合は包丁やピーラーなどを使って3〜4cm程の大きさに。
あまり小さくし過ぎると乾いた時に風で飛んでいってしまうので、少し大きめがお勧め。

 

ごぼうのアク抜き

 

ごぼうは切った瞬間からアクが回り始め、茶色く変色していきます。
水を貼ったボウルなどを用意して、10分ほど水につけてアク抜きをしましょう。

 

干しごぼうの作り方と保存方法 切り方 ささがき

 

ささがきや細切りにする際には、水を貼ったボウルや容器の上で切っていくとよいかと。

 

干しごぼうの作り方と保存方法 切り方 ささがき アク抜き

 

ごぼうのアクの正体は「ポリフェノール」。

 

ポリフェノールは水溶性ですので、
長期間水につけるとごぼうの風味が全て溶け出してしまいます。

 

10分が一応の目安ですが、アク抜き時間は好みに応じて調整しましょう。

 

 

干しごぼうの作り方と保存方法 アク抜きが終わったら水気を切ります

 

アク抜きが終わったごぼうは、
キッチンペーパー等で丁寧に拭いて表面の水気を切っておきます。

 

 

干しごぼうの干し方

 

 

下ごしらえが終わったごぼうは、
干し野菜ネットやざるなどに重ならない様に並べて天日干しにします。

 

ごぼうの干し方 乱切り

 

ごぼうの干し方 細切り

 

ごぼうの干し方 ささがき

 

天気の良い日を選び、ベランダや窓際などの風通しが良い場所に干しましょう。

 

干しごぼうの作り方と保存方法 ごぼうの干し方

 

干しごぼうの干し時間

 

 

フルドライ(保存用)の場合には、3〜4日間。
セミドライ(調理用)の場合には3〜5時間程度、日光に当てて干します。
時々上下を裏返しながら、両面を干しましょう。

 

 

干しごぼうの完成イメージ

 

セミドライの干しごぼう

 

・乱切り
干しごぼうの作り方と保存方法 セミドライ 乱切りの完成イメージ

 

・細切り
干しごぼうの作り方と保存方法 セミドライ 細切りの完成イメージ

 

・ささがき
干しごぼうの作り方と保存方法 セミドライ ささがきの完成イメージ

 

セミドライなら表面の水分が飛んだ状態になったら完成です。
軽く水洗いすればそのまま調理に使えます。

 

 

フルドライの干しごぼう

 

・乱ぎり
干しごぼうの作り方と保存方法 フルドライ 乱切りの完成イメージ

 

・細切り
干しごぼうの作り方と保存方法 フルドライ 細切りの完成イメージ

 

・ささがき
干しごぼうの作り方と保存方法 フルドライ ささがきの完成イメージ

 

 

全体が茶色に色づき、面積も小さくなり、全ての水分が飛んだ状態になれば完成。

 

フルドライは長期保存が目的なのでしっかり干しましょう。
お互いがぶつかりあった時に、カランカランと音がするほどしっかりと乾燥させるとよいでしょう。
調理の際には、水で洗った後に15分〜30分程度水かぬるま湯でもどします。

 

 

干しごぼうの保存方法

 

 

フルドライの干しごぼうは、保存用の袋や容器に入れて常温で約1カ月。
セミドライの干しごぼうは、冷蔵庫で約1週間保存が可能です。

 

干しごぼうの保存方法 ジップタイプの袋に入れて保存

 

ジップタイプの袋に乾燥剤をいれて保存するのが、
場所も取らず良い乾燥状態を保つ事ができてお勧めです。

 

 

干しごぼうの調理方法・レシピのヒント

 

セミドライの干しごぼうは、炒め物や揚げ物にするのに向いています。

 

余計な水分が無くなり、旨みがギュッと詰まり、歯ごたえが増すので
牛房好きにはたまりません。

 

乱切りや細切りのセミドライ干し牛房は素揚げにするだけでも絶品です。
ささがきの干し牛房は、きんぴらに向いていますね。

 

フルドライの干し牛房は、
牛房特有のアクがかなり強くなり、歯ごたえも強くなります。

 

調理の際には15分ほど水で戻して、
それでも堅い様なら5分ほど下ゆでしてから調理に使うと良いでしょう。

 

煮物の具に使えば、牛房の贅沢な風味と食感を存分に味わう事が出来ますよ。

 

ぜひ一度お試しになってみてくださいね。

 

 

 

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